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Web解析(GA)で見るべき指標について解説

Web解析(GA)で見るべき指標について解説



Webサイトを運用するうえで重要なのが目標(コンバージョン)設定です。

目標を定めずWebサイトを運用するのは、目的もなく車を運転するのと同じで、時間と労力を大量に消費し、最終的にどこに辿り着くのかもわかりません。

あらかじめ目標が定まっていれば、途中で道に迷っても最後には必ず目的地に辿り着くことができます。今回はWeb解析で見るべき指標について解説していきます。

指標はゴールから逆算してみていくと成果や改善すべき課題が早期に確認できます。

コンバージョン(目標設定)

Webサイトのゴールとしてどのような成果を期待するのか目標を設定します。

例えば、下記のような成果をコンバージョンとして設定します。

  • ECサイトにおける商品購入
  • サービスへの問い合わせや資料請求
  • 主催するイベントやセミナー等への申し込み

コンバージョン数

商品の購入や資料請求、問い合わせの完了など、あらかじめ目標として設定されたユーザーの行動がコンバージョン数としてカウントされます。

コンバージョン率

コンバージョン率は、Webサイトの目標に達した数を、目標に達する最初の段階に入った数で割った割合のこと。コンバージョン率が高いページほど、ユーザーが目的の行動をとった割合が高く、ユーザーの関心に対して良い訴求ができているページと言えます。

「コンバージョン率(%) = コンバージョン数 / アクセス数 or クリック数 ×100」

コンバージョンが確認できたら、次にそのコンバージョンがどのページを起点として達成されたのか、ランディングページ(入口となったWebページ)を確認します。

ランディングページ

ユーザーがサイトに訪問した際に最初に見たページのこと。

検索キーワードとランディングページの内容が一致してれば、ユーザーの滞在率も高くなり結果としてコンバージョンへと繋がっていくので、ランディングページは重要な指標のひとつと言えます。

人気のあるページと人気のないページを確認し、それぞれの直帰率や滞在時間等を調査していき、課題がある場合は改善策を検討します。

Web解析における主な指標(アクセス)

ユーザー数(UU:ユニークユーザー)

ユーザー数とは、指定した期間中にアクセスしてきた人数です。

たとえ同じ人物が何度も同じページを訪れたとしても1人のUUとみなされます。

ページビュー数(PV・アクセス数)

ページビュー数とは、アクセスされたページの総数。1人のユーザーが複数のページを見た場合、全てページビュー数としてカウントされます。

セッション数(訪問数)

セッション数とはユーザーが訪問した回数です。セッションのカウント方法はサイトによって異なり、一定の時間(30分など)を経過した場合、午前0時を経過した場合、別の参照元から訪問した場合などにリセットされます。

滞在時間

Webサイトに訪問してきたユーザーがサイト内に滞在している時間のこと。 Webサイトに訪問してきてたユーザーが、Webページを閲覧しているブラウザを閉じたり、他のサイトに移動するまでの時間のことです。

直帰率

直帰率とは、全体のセッションのうち、1ページ目でサイトを離れてしまった割合です。但し、リンクが設定されていないページや、問い合わせや購入ページなどの完了ページは構成上、必然的に直帰率が高くなります。

ユーザー情報

ブラウザに保存されたクッキー(Cookie)情報を経由して、年齢・性別・地域・使用ブラウザ・興味関心などのユーザー情報を収集することができます。
ユーザー情報を知ることで、自社の商品やサービスがターゲットとするユーザー層と合致しているかを確認できます。

Web解析における主な指標(流入経路)

流入経路を確認することで、どこからのアクセスが多いのか、少ないのかを把握することができ、集客の課題を見つけることが可能になります。

オーガニック検索(自然検索)

オーガニック検索とは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンを使用してキーワードを入力し、表示されたページにアクセスしてくる経路となります。

ダイレクト

ブラウザにURLを直接入力した場合やブックマークからの直接流入を指します。

参照

別サイトからの流入は「referral」と表示されます。他のサイトを経由して自社サイトに訪問した場合に「参照(referral)」としてカウントされます。

広告

「Paid Search」リスティング広告/検索連動型広告経由のセッションを示す指標。

「Display」Webサイトやアプリ内に配信されるディスプレイ広告経由のセッションを示す指標。

ソーシャル

SNS経由のセッションを示す指標。Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどからの流入がソーシャルとしてカウントされます。

検索キーワード(検索クエリ)

検索エンジンでユーザーがどのようなキーワードを入力してWebサイトを訪れたのか、その動機を知ることができます。

Web解析における主な指標(ユーザー行動)

訪問したユーザーの行動経路を辿ることで、どのページが最初に閲覧され、次にどのページへ遷移したのか、またそれぞれのページでどのくらいの時間閲覧されていたか、もし離脱した確率が高い場合は、何が原因で離脱されたのかを分析することで、コンテンツの改善に役立てることができます。

Web解析(GA)で見るべき指標まとめ

今回はWeb解析で見るべき指標について解説しました。

Webサイトに限らず、ビジネスにおいて目標を設定することは最も重要で、その目標に向けて戦略と戦術を練ることでかならず成果につながっていきます。

Webサイト運用の際はぜひこれらの指標をうまく活用いただければ幸いです。